皆様こんばんわ。
札幌チャットレディ代理店の刑事コロンボこと篠原です。
さて本日は札幌で実際に起きたチャットレディ事件簿をご紹介しましょう。
その女性は「サラ」ちゃんと言いまして、もはや時効だと思いますので名前出しちゃってますが
この女性を中心に起きた事件簿でございます。
当時私篠原はまだまだ駆け出しのライブチャット代理店で札幌でも5位以内には入るでしょうがどこそこのサイトで1位、などというにはまだまだほど遠い売上でございました。
チャットの部屋も8部屋しかなく、アットホームでほのぼのとした雰囲気で運営しておりました。
さてこの「サラ」ちゃんですが、元々は札幌の大手飲み屋の某店舗のNo1ホステスさんでして、まぁまぁ気立ても良く、お話も上手で目鼻立ちもくっきりした美人さんでございました。
仕事ぶりも非常に真面目で私もちょくちょくお昼ごはんをおごったりと目にかけてきたつもりでした。
彼氏さんは道警の警察官というなかなかの異色の女性で、ありゆくゆくは結婚、という話でございました。
お客さんの人気も高く、某サイトではランキングにも入り、毎日手取りは2万円前後でまぁまぁ順調なチャットレディ生活を送っていたと思います。
そんな札幌チャットレディライフが一変したのはある日の事・・・。
「ツゥルルルルルルル・・・」
「○○ライブ運営の●●です。実は御社の女性のことで相談がございまして・・・」
背筋に冷たいものが走る一瞬でした。サイトの方から電話が来る、ということは滅多にないことでして、大抵メールでやり取りしていたものですからよほど重大な出来事である、ということは一瞬で判断できました。
「御社所属の『サラ』さんなのですが、お客様から数百万円をだまし取っていた、というクレームがお客様からございましてその事実確認をしたいのですが・・・」
という話し。
冗談は顔だけにしてほしい。。。ビックリしました。血尿が出るかと思いました。
電話を切ってからすぐにサラちゃんに緊急コール。するとどうでしょう。何度かけても出ません。
「マ・・・マジ?」
そのまま2~3日、電話にも出ず、もちろん出勤もしてきませんでした。何か察したのでしょう。
しかしその時点では恥ずかしながら責任者である篠原、サラちゃんのことは1ミリも疑ってはおりませんでした。
「何かの間違いだろう」くらいにしか思っていなかったのです。
何故ならサイト運営の方かたの説明があまりにも突拍子のない話だったからです。概要は以下の通りでした。
⑴サラちゃんの太客であるAさん。このAさんが実は半年以上も前から月に30万円ずつサラちゃんの個人口座にお金を振りこんでいた。
⑵サラちゃんはお金を振りこむことでチャットの無料券がもらえる、とお客さんに伝えており、その無料券欲しさに30万円ずつ振り込んでいた。
⑶結局もらえなかったものの最後に100万円振り込んだ。そして連絡がつかなくなった。
というものでした。「んなバカな!!」
という話です。何故って無料券もらえるなんて話があるわけがないし、仮にあるなら女性からではなくサイト側から話しがでるはずですし、現にそうならなかったのに大の大人が半年以上も、また最後に100万円も振り込むなんて幼稚園児にお金を持たせたとしてもそこまでアホなことはしないでしょう。我が家で飼っているパグもそこまでアホではありません。
で、実際はどうだったかと言いますと、数日間電話をかけ続け、サラちゃんの友達経由で大ごとになっているむねを伝えてもらってやっと連絡が来ました。
「どうなってんの!?!?」
と説明を求めたところ、
「いや~ごめんなさい、じつわ・・・・」と話しはじめたのが以下の内容でした。
お客さんとは話の設定上「美容師を目指す浪人生」のような流れですすんでいた。
美容の専門学校は東京のある学校を目指していた。
親からの援助は一切ないのでチャットレディでアルバイトしながらお金を貯めていた。
お客さんは東京の人なので生活支援という形で毎月30万円仕送りしてくれていた。
最後に東京の専門学校の入学金及び最初の生活費、ということで100万円一気に振り込んでくれた。
・・・ということでした。
「マジか!」
しか言えません。
本当にこんなことがあるのですね・・・。びっくりしました。その女性にも、男性客にも。
どっちもアホやな。
もらうほうももらうほう。あげるほうもあげるほう。
ただ当初のお客さんの「詐欺行為」という訴えはサイト側にもっともらしく伝えるためにそういったようでして、実際はお互い納得の上で、つまり男性は女性に対しての援助の意味で仕送りした、ということのようでした。ただその話は全部架空なので詐欺と言われれば詐欺なのかもしれませんが。。。どうなんでしょうか?
「すぐにお金をお返ししなさい!」
という私からの指令に、まさかのサラちゃんの一言。
「最後の100万円以外全て使ってしまいました・・・。」
「マジか・・・」
「オワタ・・・」
正直これは大問題になる。。。そう直感しました。お客様が大騒ぎしており、なおかつお金を返せない。。。
(どうしよ。)
「とりあえず最後の100万だけでもすぐ返そう!」
これで精一杯でした。他はどうなるか、その後に考えよう。そう思いサイト運営の方にかくかくしかじか、と話した上でまずは100万円お客様にお振込みしました。
するとなんということでしょうか。お客様は何事もなかったのように再びサラちゃんの常連さんとして通うようになったのです。。。200万円近くは戻って来ず、にも関わらずです。
全く理解不能なお客様でした。まぁ最終的には連絡を絶たれる事が嫌だったんでしょうね。通常でしたら残りも分割で返せ!となるんでしょうが。。。
以上札幌チャットレディ事件簿でした。